2008年3月30日日曜日

バター品薄深刻 札幌のスーパー 販売制限、売り切れも 来月値上げ

札幌市内でバターの品薄が業務用から家庭用に拡大してきた。輸入品の値上がりで一部の食品メーカーが外国産から、国産の利用に切り替え、以前からの在庫減に拍車がかかったためだ。市内のスーパーでバターは特売の「主力商品」だったが、販売制限を設ける店や売り切れの店が増え、食卓にも影響が出ている。
 札幌市豊平区のラルズストア平岸店。毎日のように入荷していたバターが、今はほとんどない。バターの場所は、マーガリンが占めている。
 同店は二月下旬から、一人二箱に販売を制限していたが、今月上旬には、商品を確保できなくなり、取りやめた。斉藤大樹店長は「一人でも多くのお客さまに販売したかったが、現状では再開は難しい」とこぼす。
 東区のアリオ札幌でも今月に入ってから、入荷量の少ない無塩バターが姿を消した。有塩バターは並ぶものの、担当者は「特売すれば、一日千五百個から二千個が売れるが、特売をするだけの入荷があるか見通しがつかない」と明かす。
 品薄の原因は、飼料価格上昇などを理由に国際価格が上昇し、食品メーカーが国産の利用に切り替えたことで、家庭用への供給量や在庫が減少したことや、近年のデザートブームによる需要増などが挙げられる。
 バターはケーキやクッキーなどの菓子類だけでなく、カレーやシチュー、いため物など幅広い料理に使われる「万能選手」。品薄は献立を考える主婦の頭を悩ませている。
 中央区の主婦百島幸さん(32)は週に三、四回ケーキやクッキーを作っていたが、最近はゼリーやようかんなど、バターを使わない菓子を作ることが多くなった。「本当に販売量が少ない。バターが売られている時にまとめ買いします」
 同区の別の主婦(50)はいため物に使っていた有塩バターがないため、無塩バターに食塩をかけて代用しているという。
 バターを製造する乳業各社は四月から相次いで値上げする方針を固めている。消費者にとっては品薄と値上げのダブルパンチになりそうだ。

(北海道新聞より引用)

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